民間で飼育、訓練し、事件捜査で活躍する「嘱託警察犬」とその指導士らの嘱託式が1月18日、水戸市の県警本部で開かれました。厳しい審査を合格した28匹の〝犬のお巡りさん〟は、12月末までの1年間、犯人の追跡や行方不明の高齢の捜索などの任務に当たります。
　式典には、県警の岡田宗久刑事部長や警察犬の飼い主、指導士など約20人が出席しました。岡田刑事部長は、昨年1年間に殺人や強盗、行方不明者の捜索などで122件の出動があったことを挙げ、「今後もご協力をお願いします」とあいさつ。飼い主と指導士に嘱託書を手渡しました。
　初めて警察犬の飼い主として嘱託を受けた女性は、仕事として警察犬の繁殖に30年以上携わってきたという。「いつでも出動できるよう、訓練士の方と協力し、万全の準備を整えていく」と力強く語りました。