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2025/03/12

春の訪れ 鹿島神宮で祭頭祭【いばキラニュース】R7.3.12

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鹿行地域に春の訪れを告げる鹿島神宮(鹿嶋市宮中、東俊二郎宮司)の祭頭祭が9日、晴天の下、同神宮境内や門前町などで華やかに行われました。今年は、小山郷が23年ぶりに当番字を務めました。祭頭囃(ばや)しでは、鮮やかな衣装「綺羅(きら)」を身に着けた囃人が樫棒(かしぼう)を組み鳴らしました。
祭頭祭は、神宮固有の伝統行事。日本全国の豊作と繁栄を祈る。出陣の神事である祭頭祭、祭頭囃し、春季祭を総称して「祭頭祭」と呼ぶ。 神事を終えると、同神宮の駐車場で出陣式を開きました。小山郷の大総督、松本奏裕君(6)は「明るく元気に頑張ります」とあいさつ。
一軍の将として「進め」と号令をかけ、15組約390人の囃人が出発しました。  祭頭囃しは、仲町や角内、大町の各通りで披露。太鼓の音に合わせて祭頭歌を歌いながら、樫棒を組んではほぐし、ほぐしては組む動きを繰り返した。馬簾(ばれん)を勢いよく振る場面もありました。
最後は、本宮前広場で一斉囃しが勇壮に行われました。  夕方からの春季祭では、大豊竹(だいほうだけ)と万灯が勢いよく壊されました。
次の当番字を決める卜定(ぼくてい)神事では、御当字(みとうあざ)として平井郷、浜津賀郷が決まった。  囃人として参加した青山こども園2歳児クラスの田口桜翔君(3)は「棒囃しが楽しかった」と話しました。母親の麻里亜さんは「家でも歌を練習していた」とほほ笑んだ。
小沢通男祭事委員長は「お天気にも恵まれ素晴らしい祭頭祭が奉納できた。若い人が引き継ぐ姿も見たい」と期待しました。
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