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2017/08/18

下妻市の大宝八幡宮「タバンカ祭」

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はちまんさんからの投稿!

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全国でもここでしか見ることのできない珍しい火祭りで、その起源は応安三年(1370)に大宝寺別当坊の賢了院が出火した際に、畳と鍋蓋を使って火を消し止めたという故事を戯曲化したのに始まります。日も暮れ、七時の太鼓の音によって祭が幕を開けます。この祭は、別名「冬瓜まつり」とも呼ばれるように冬瓜を神前に献上します。神前に巴型に並べられた畳と、その中央の鍋蓋に、御飯と冬瓜を盛った盃を乗せます。それを白装束の氏子青年が拝殿前へ放り投げます。このとき砕けた盃の破片を拾った人は病気をしないといわれ、参詣の人々が競って拾います。その後、大松明に火がつけられ、その火を囲んで畳と鍋蓋を勢いよく石畳に叩きつけます。この時に発するバタンバタンという音からタバンカの名が起こったと伝わります。次に、大松明の御神火をいただいた松明を両手に持った所役が、松明を振り回しながら境内をかけまわり、それを畳と鍋蓋の所役が火の粉を浴びながら追いかけたり追われて逃げまわります。時として参詣の人が追われることもありますが、火の粉を浴びると火の災いを免れるといわれているため、火傷をしないように注意しながら火の粉を浴びます。最後に、再び御神火を囲み畳と鍋蓋で消火に努めます。この松明の明かりを以って、12日には境内末社、14日には本社と若宮八幡宮の御幣が新しくされます。
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