開幕まで100日に迫った20カ国・地域（G20）貿易・デジタル経済大臣会合の開催機運を盛り上げようと、積水化学工業Ｒ＆Ｄセンター（つくば市)は2月28日、開幕までの日数をデジタル表示するカウントダウンボードを県と同市に寄贈しました。
　ボードは高さ１３７㌢、幅60㌢。屋内の弱い光で発電する室内用フィルム型太陽電池を搭載し、厚さはわずか数㍉。「軽い・薄い・曲がる」が特長で、産業技術総合研究所（同市）の基礎技術を使っています。
　県庁2階の県民ホールと市役所１階にそれぞれ設置され、来庁者にPRしています。
　小笠所長は県への贈呈式で「（会合を）盛り上げる一助になれば」と期待を込めた。同市の贈呈式で五十嵐立青市長は「（Ｇ20）開催を機につくばの技術力や企業のＰＲなどをしてレガシー（遺産）を残していきたい。そういった意味でぴったりな物をいただいた」と感謝しました。
　Ｇ20は今年、日本で初開催。八つの閣僚会合のうち貿易・デジタル経済大臣会合が６月８、９日、つくば国際会議場で開かれます。