つくば市で6月8日開幕する20カ国・地域（Ｇ20）貿易・デジタル経済大臣会合に先立ち、地元主催の歓迎レセプションが7日夜、同市内のホテルで開かれ、各国の政府関係者や県内各界の代表ら約400人が一堂に会しました。県産食材をふんだんに使った料理や地酒が提供され、高校生らによるパフォーマンスが繰り広げられました。
　主催者あいさつで大井川和彦知事は本県の農水産物や港湾、メーカー、つくば市に集積する研究・教育機関に触れ、「デジタル技術や経済に関する議論を行うのにふさわしい場所だ」と本県をアピールしました。
　会場には、常陸牛や新ブランド豚肉「常陸の輝き」のロースト、江戸崎かぼちゃを盛り合わせたサラダ、県産メロンのオリジナル品種「イバラキング」のロールケーキ、県内35酒蔵の日本酒や梅酒計46銘柄などがずらりと並んだ。日本の祭りをイメージした模擬店では、常陸秋そばを使ってそば打ちが披露されました。
　アトラクションには、県立水戸工業高ジャズバンド部などが出演。水戸葵陵高書道部は世界平和を願い、「祈」と揮毫（きごう）するパフォーマンスを演じました。
　大臣会合にはＧ20各国や招待国、国際機関が参加。国連が掲げる「持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）」などをテーマに、つくば国際会議場で2日間話し合いました。