「納豆の日」の7月10日、県納豆商工業協同組合は水戸市のＪＲ水戸駅南口で、同市特産のわらつと納豆を無料配布し、納豆の〝本場〟をアピールしました。昨年の家計調査で市の消費額が　2位にとどまったことから、日本一奪還へ向けた消費拡大を呼び掛けました。
　イベントでは市内メーカー4社のわらつと納豆のほか、食材としての利用を促すレシピ集や市内で納豆料理が味わえる店舗マップなどのセットを310組配布。駅前には開始前から行列ができ、午後6時から始まった配布はわずか15分で底を突きました。
　納豆が大好きだという同市三の丸の高橋夏澄さん（９）は「毎朝食べて元気に学校に行っている」と、笑顔で納豆を受け取っていました。高野理事長は今年の市消費額が５月現在の累計で１位となっていることを指摘し、「納豆料理も次第に浸透しつつある。この調子で３年ぶりの日本一を狙いたい」と意気込みました。
　東京・銀座の県アンテナショップ「ＩＢＡＲＡＫＩ　ｓｅｎｓｅ（イバラキセンス）」でも「納豆の日」をＰＲする県主催のイベントが開かれ、３月に県からいばらき魅力発信隊に任命された納豆の妖精「ねば～る君」が来店客に納豆の魅力をアピールしました。イバラキセンスでは16日までを「納豆ＷＥＥＫ」として、メレンゲ納豆スパゲッティ（１１００円）や納豆ソフト（６００円）など納豆関連の限定メニューが味わえます。