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2019/10/07
平岩 栄冠をつかむ【いばキラニュース】R1.10.7
右手の親指と人さし指の間に、盛り上がったタコがある。パドルを握り続ける勲章だ。平岩達樹(県競技力向上対策本部)のその手が、カヌーのワイルドウオーター1500㍍男子カヤックシングルで、栄冠をつかみ取りました。
スタート直後の緩やかな流れから、一気に飛ばした。最速でゴールできるライン(線)を読み、流れが強くなるとストロークを短めにピッチを落とすなど「シフトチェンジがうまくいった」と、巧みにパドルを操った。「最後のS字でちょっとミスった」が懸命に水をかき、5分を切る最高タイムでゴール。後続の選手は5分を切れず、2位に約7秒の差を付ける完勝でした。
元はスプリント選手。高校2、3年、大学3年で神奈川県代表として、国体に出場しました。だが、好成績を残せず、恩師の勧めもあり2017年10月、ワイルドウオーターに転向しました。今春、大学を卒業して本県に誘われ、那珂湊高の生徒にスプリントを指導する一方、久慈川で水流を下る練習をしてきました。
9月22日の日本選手権で2位に入賞。本年のジャパンカップランキングも、2位に付けるなど、ワイルドウオーターは好調を維持しています。
だが「まだ2年目でテクニックは未熟。先輩たちに食らい付くだけ」と謙虚に話し、レース前日も「順位よりもベストを尽くしたい」と、本番の目標は力を出し切ることでした。優勝が決まると「予定通りのラインを進み、いいレースができた。最高の結果が付いてきた」。はじける笑顔に、レース中の曇り空が、表彰式には祝福の太陽が顔を出しました。
スタート直後の緩やかな流れから、一気に飛ばした。最速でゴールできるライン(線)を読み、流れが強くなるとストロークを短めにピッチを落とすなど「シフトチェンジがうまくいった」と、巧みにパドルを操った。「最後のS字でちょっとミスった」が懸命に水をかき、5分を切る最高タイムでゴール。後続の選手は5分を切れず、2位に約7秒の差を付ける完勝でした。
元はスプリント選手。高校2、3年、大学3年で神奈川県代表として、国体に出場しました。だが、好成績を残せず、恩師の勧めもあり2017年10月、ワイルドウオーターに転向しました。今春、大学を卒業して本県に誘われ、那珂湊高の生徒にスプリントを指導する一方、久慈川で水流を下る練習をしてきました。
9月22日の日本選手権で2位に入賞。本年のジャパンカップランキングも、2位に付けるなど、ワイルドウオーターは好調を維持しています。
だが「まだ2年目でテクニックは未熟。先輩たちに食らい付くだけ」と謙虚に話し、レース前日も「順位よりもベストを尽くしたい」と、本番の目標は力を出し切ることでした。優勝が決まると「予定通りのラインを進み、いいレースができた。最高の結果が付いてきた」。はじける笑顔に、レース中の曇り空が、表彰式には祝福の太陽が顔を出しました。