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2020/01/21
現代茨城作家美術展【いばキラニュース】R2.1.21
本県を代表する7分野の美術作家100人の秀作を一堂に見せる「第11回現代茨城作家美術展」(県美術展覧会、県主催、県近代美術館共催、茨城新聞社など特別共催)が1月18日、水戸市千波町の県近代美術館で開幕しました。初日は出品作家のギャラリートークがあり、来館者らは制作秘話などに耳を傾けました。
会場には、日本芸術院会員の彫刻家、能島征二さん(同展覧会会長)の「永久に」や洋画家、山本文彦さんの「禱」、重要無形文化財保持者の漆工芸作家、大西勲さんの「曲輪造朱溜盛器」など重厚な作品をはじめ、各作家が中央の公募展などで発表した渾身(こんしん)の作がそろいました。
肌寒い天気に出足が心配されたが、ギャラリートークが始まる午後2時には100人ほどが集まりました。洋画の永山秀男さん、工芸美術の井上壽博さん、書の吉澤太雅さんの3人がそれぞれ、自作を中心に、駆使した技法や創作に込めた思いを語りました。
キリスト教聖人の群像を描いた「静謐-アンジュラス」を出品した永山さんは「自作を第三者の目で見るため、写真に撮って悪い点をつぶしながら完成させた」と工夫を語りました。井上さんは、厳しい雪景色を思わせる作風の陶磁作品「海辺-冬-」について、釉薬の収縮を生かす表現方法を説明しながら「釉薬の効果が出るような造形にしている」と明かしました。吉澤さんは作品「晨(しん)風清興」について、敬愛する篆刻(てんこく)家への思いを作品に込め、「なぜそれを書くのかという思いを大事にしている」と語りました。
ひたちなか市の60代女性は「本人の話には魅力がある」と話した。関連イベントで、水城高校の合唱部のミニ公演もあり、日立一高の野球部も鑑賞に訪れていました。会期は2月9日まで。入場無料。
会場には、日本芸術院会員の彫刻家、能島征二さん(同展覧会会長)の「永久に」や洋画家、山本文彦さんの「禱」、重要無形文化財保持者の漆工芸作家、大西勲さんの「曲輪造朱溜盛器」など重厚な作品をはじめ、各作家が中央の公募展などで発表した渾身(こんしん)の作がそろいました。
肌寒い天気に出足が心配されたが、ギャラリートークが始まる午後2時には100人ほどが集まりました。洋画の永山秀男さん、工芸美術の井上壽博さん、書の吉澤太雅さんの3人がそれぞれ、自作を中心に、駆使した技法や創作に込めた思いを語りました。
キリスト教聖人の群像を描いた「静謐-アンジュラス」を出品した永山さんは「自作を第三者の目で見るため、写真に撮って悪い点をつぶしながら完成させた」と工夫を語りました。井上さんは、厳しい雪景色を思わせる作風の陶磁作品「海辺-冬-」について、釉薬の収縮を生かす表現方法を説明しながら「釉薬の効果が出るような造形にしている」と明かしました。吉澤さんは作品「晨(しん)風清興」について、敬愛する篆刻(てんこく)家への思いを作品に込め、「なぜそれを書くのかという思いを大事にしている」と語りました。
ひたちなか市の60代女性は「本人の話には魅力がある」と話した。関連イベントで、水城高校の合唱部のミニ公演もあり、日立一高の野球部も鑑賞に訪れていました。会期は2月9日まで。入場無料。