ＪＲ東日本水戸支社と県警は1月28日、列車内での不審者対応訓練を水戸市宮町のＪＲ水戸駅構内で行いました。同支社や水戸署などから約100人が参加し、対応の手順や関係機関との連携を確認しました。
　訓練は、走行中の車内で男が刃物を振り回して暴れたと想定し行われました。乗客から連絡を受けた車掌が無線で運転士に報告後、現場に急行。犯人役の男と距離を置きながら、乗客を隣の車両に避難するよう促しました。車掌が「落ち着いてください」などと対応している間に列車が駅に到着し、駆け付けた鉄道警察隊員と水戸署員が男を取り押さえました。同署員は同駅北口・南口の各交番から現場に向かうなど、より実践的な訓練が行われました。
　丸山久駅長は「夏には東京五輪もあり、外国人を含め多くのお客さまが利用する。トラブル発生時の迅速な対応を心掛けたい」と話しました。