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2020/06/25
34年越しの開花【いばキラニュース】R2.6.25
高さ7㍍以上にも成長するメキシコ原産の多肉植物「アガベ・サルミアナ・フェロクス」の花が、国立科学博物館筑波実験植物園(つくば市天久保)で開花しています。同園では34年前から育てられており、今回が初めての開花。見頃は6月末まで。 この植物はリュウゼツランの仲間で、メキシコの乾燥地帯に生息します。開花まで数十年かかり、最長で9㍍ほどまで成長します。茎の先には、数センチほどの小さな黄色い花を無数に咲かせるが、開花するとその後は花をつけずに枯れてしまいます。 1986年から栽培を始め、根気よく育ててきまし。昨年12月に花芽が確認され、5か月間掛けて成長。5月20日時点で6.65㍍までになり、6月初旬に花を咲かせました。 同園の研究員、遊川知久さんは「日々変わりゆく姿を見てほしい。見頃が終わっても、その後どうなっていくかを見るのも面白いと思う」と話しています。