かすみがうら市坂の歩崎公園前の霞ケ浦に浮桟橋が完成し、開所式が7月22日開かれました。隣接して古民家を改装した宿泊施設もお披露目されました。自転車道路「つくば霞ケ浦りんりんロード」の沿線にあり、市は2施設をサイクリングをはじめとした観光の魅力向上に活用します。
　浮桟橋は同所にある市交流センターに接した霞ケ浦水上に設置されました。長さ50㍍、幅３㍍あり、橋本体と直角に補助桟橋（長さ10㍍、幅５㍍）も設置。観光遊覧船やボート、カヌーなどを横づけできます。
　この日は土浦港から遊覧船ホワイトアイリス号が停泊し、テープカットの後で関係者を乗せて遊覧した。今後、定期的な臨時船の立ち寄りや観光帆引き船の見学船の乗船に利用します。
　古民家を生かしたゲストハウス「江口屋」は、築１００年を超える建物を改築しました。敷地面積は約３千平方㍍、建物は約１９０平方㍍。和室と洋室の寝室各２部屋、広間、食堂、浴室を備えます。23日の予約分から営業を始めました。かまどで炊いたご飯やサイクリング、漁の見学といった体験を売りにします。坪井透市長は「食と癒やし、学びを楽しめる施設にし、交流人口を増やしていければ」と期待を込めました。