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2020/08/05
地域の銅版画家、足跡しのぶ【いばキラニュース】R2.8.5
坂東市山の坂東郷土館ミューズで「銅版画に魅せられて 金子哲男遺作展」が開かれています。同市で終生暮らし、一昨年、90歳で亡くなった銅版画家、金子哲男さんをしのぶ企画展で、代表的な「JYOHMON」シリーズなどの作品105点のほか、遺品のカメラ、遺影などが並び、足跡をたどっています。
金子さんは1928年、現在の同市逆井に生まれました。同市内などで小中学校の教員として勤める傍ら、初めは木版画、やがて銅版画の制作を続け、88年には芸術公論賞、94年には新構造展で都知事賞を受賞しました。
同展には、「縄文土偶の持つ表情は現代人の苦悩と共通する」という思想がこもる「JYOHMON」シリーズや、抽象・簡素化した表現を追求した「fantasia」、藍色に線文を組み合わせた「流」などのシリーズの作品が並び、作風の変遷がうかがえます。
芸術公論賞受賞作「囋-Ⅱ」は、土偶と見られる図像を、赤、黒、緑の3種の色違いの面を組み合わせて構成した作品で、遠い昔に思いをはせさせる趣があります。70年代初期など若い頃に、茨城の他の版画家たちと共同制作したテーマ作品集なども展示されています。
金子さんは1928年、現在の同市逆井に生まれました。同市内などで小中学校の教員として勤める傍ら、初めは木版画、やがて銅版画の制作を続け、88年には芸術公論賞、94年には新構造展で都知事賞を受賞しました。
同展には、「縄文土偶の持つ表情は現代人の苦悩と共通する」という思想がこもる「JYOHMON」シリーズや、抽象・簡素化した表現を追求した「fantasia」、藍色に線文を組み合わせた「流」などのシリーズの作品が並び、作風の変遷がうかがえます。
芸術公論賞受賞作「囋-Ⅱ」は、土偶と見られる図像を、赤、黒、緑の3種の色違いの面を組み合わせて構成した作品で、遠い昔に思いをはせさせる趣があります。70年代初期など若い頃に、茨城の他の版画家たちと共同制作したテーマ作品集なども展示されています。