大洗町は9月10日、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の大洗駅の隣に町観光情報交流センター「うみまちテラス」を開業しました。観光案内業務に加え、レンタサイクルといった観光客向けのサービスや、町民もくつろげるカフェなども備えています。同日、同所でオープニングセレモニーが開かれ、関係者がテープカットして完成を祝いました。
　同施設は延べ床面積約１９０平方㍍。観光案内所では交通や観光施設、飲食店などを紹介。観光コンシェルジュが業務に当たります。デジタルサイネージ（電子看板）でも観光情報や、鉄道・バスの時刻表などを放映する。町ブランド認証品やオリジナル商品などの土産品も販売しています。
　有料のレンタサイクルは、広範囲の移動がしやすいよう、電動アシスト付き自転車を15台用意しました。ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅（ひたちなか市釈迦町）と相互乗り入れできます。町内で飲食店の開業を目指す人に出店機会を与える「チャレンジショップ」も備える。原則１年間の出店で、今回は町内の母親グループがマフィンやコーヒーなどを提供する「うみカフェ」を運営。テラス席も整備しました。
　同日、同施設が営業開始すると、町内外から多くの人が訪れました。小谷隆亮町長は「にぎわいの中心にあるエリアに情報案内する機能がなかった。ここで住民や観光客が交流し、（観光客は）大洗の情報を知って、有意義な一日を過ごしてほしい」と話しました。
　営業時間は午前９時～午後６時（カフェは午後８時まで営業）。当面、定休日はなし。
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