ピーマンの生産量日本一の神栖市で、秋ピーマンの出荷作業が本格化しています。同市太田のＪＡしおさいなめがた波崎青販部会の選果場では、つやつやと色鮮やかな緑色の実が、選別用の光に照らされ一層輝いています。
　同市は、温暖な気候と水はけの良い土壌に恵まれ、ピーマンの一大産地として名高いです。2018年から稼働した同選果場はピーマン専用で、日本一の規模を誇っています。
　市産のピーマンは青臭さが少なく、甘みが強いのが特長。ＪＡの担当者は「秋ピーマンは柔らかく、生食にも向いている」と話しました。今年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う「巣ごもり需要」が追い風となり、売り上げは過去最高を更新する見込みという。
　秋ピーマンの出荷は、10月頭にピークを迎えます。首都圏を中心に東北、東海地方にも出荷されます。