「献上柿」として皇室に届けられる、石岡市八郷地区特産の富有柿の最終審査会が11月18日、同市柿岡の八郷総合支所で行われました。今年は夏の長雨と高温で成長が悪く、害虫被害も多く出たが、天候不順を乗り越えた品質の良い柿が出そろいました。

　審査会は、石岡市八郷柿振興協議会のマル園、ＪＡやさと柿部会、十三塚の３出荷組合が毎年、持ち回りで行っています。机の上に並べられた柿から、色・形・大きさの良いものを選び出し、３つの桐箱に一つ一つ丁寧に詰め込みました。 
　同協議会の上田佳幸会長は「手塩に掛け一生懸命育ててもらった柿を選別し、最高級のものが並んだことにありがとうと言いたい」と、組合員をねぎらいました。今年は新型コロナウイルスの影響で、宅配便で送ります。献上柿は天皇、皇后両陛下と、皇嗣秋篠宮さまに贈られます。