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2021/03/12

犠牲者に鎮魂の祈り【いばキラニュース】R3.3.12

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 県内でも11日、発生時刻の午後2時46分に合わせて各地で人々が黙とうし、地震や津波などで亡くなった多くの犠牲者を追悼しました。震災からの復興の完了を誓うとともに、次の災害への備えを万全にしていく意識を強くしました。  津波で5人が亡くなり、1人が行方不明となった北茨城市では、豊田稔市長や漁協関係者らが漁船で沖に出て、祈りをささげました。
 同2時すぎ、豊田市長と市職員、漁協や消防団の関係者約30人が漁船6隻に分かれて乗り込み、大津、平潟の各漁港を出発しました。
 展望慰霊塔がある五浦岬公園(同市大津町)から約500㍍の沖合に到着すると、旋回し6隻が円形に並んだ。同2時46分、霧笛が鳴り響くと、乗船者が海に向かって1分間の黙とうをささげた。豊田市長は慰霊塔を背に沖を見渡し、海面にそっと花を手向けました。
 追悼を終えて港に戻る間も、乗船者は波に揺られながら被災した岸を見つめていました。
 下船後、豊田市長は「何隻もの船が岸に上がっていた当時の光景を思い出した。亡くなった方には安らかに眠っていただき、母なる海が静かでいてほしい」と思いを語った。復興に向け進み続けた10年。「市民が安心して暮らせるまちづくりに終わりはない。教訓を風化させてはいけない」と力を込めました。
 同公園でも市内各界の約60人が出席し、慰霊の催しを行った。海風が吹き付け、慰霊塔の鐘が鳴り響く中、黙とうをささげ献花台に花を手向けた。
 東日本大震災で、同市は震度6弱を観測し、最大6・9㍍の津波が押し寄せた。死者・行方不明者のほか、5人が震災関連死とされた。慰霊塔は犠牲者を悼み、災害の記憶を後世に伝えようと2014年に建立しました。
 4月から市役所で働く新規採用職員たちも避難所の開設訓練を終えて参加。柴田省吾さんは「亡くなった方の気持ちを背負って生きていかなければと思う」と話し、「地元に貢献できる仕事を目指して、市役所を選んだ。自分が住んできたまちに恩返しをしたい」と意気込みした。
 県内の震災による人的被害は、死者24人、行方不明者1人、震災関連死42人。住宅被害は全壊が2637棟、半壊が2万5054棟。
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