シャクヤク1万輪が水面を埋め尽くす「花筏（いかだ）」が、つくば市つくば牡丹園の池に設けられ、訪れた大勢の人を魅了しました。赤や白の大輪の花がキャンバスを彩る絵画のような光景を演出。来場者は感嘆の声を上げたり、写真に収めたりしていました。18日ごろまで見られるそうです。
　花筏は２年前から始めました。稲敷市下太田のシャクヤク農家、宮渕東陽さんが、市場出荷できない分を提供。14日に同園の職員５人が摘み取り、夕方から約３時間かけて池に浮かべました。「通常なら捨てるものなので、多くの人に見てもらえればうれしい」と宮渕さん。園長の関浩一さんは「短い期間ですが、ぜひ楽しんで」と話しました。