稲敷市特産の「江戸崎かぼちゃ」の収穫が最盛期を迎え、生産者が連日、出荷作業に汗を流しています。丸く熟したカボチャが畑から顔を出すと、日を浴びて艶々と輝きました。
　同市上君山の池延美千男さん方の畑では、家族３人が作業に当たっています。江戸崎かぼちゃは畑で完熟させるのが特徴です。一つ一つの花を手作業で受粉させ、55日ほどかけて生長、熟成させて収穫します。
　池延さんは、つたをかき分けて実の熟度を見極めながら、専用のはさみを使ってもぎ取っていきます。「ホクホクして程よい甘みが魅力。今年は大きい災害もなく、ほっとしている」と笑顔を見せました。作業は８月上旬まで続き、首都圏を中心に出荷します。