つくば市は７月６日、市内に活動拠点を置く自転車競技チーム「弱虫ペダルサイクリングチーム」と連携協定を結びました。今後、自転車の利用推進や地域振興などで連携し、共同事業を展開していきます。
　同チームは自転車競技部を題材にした人気漫画「弱虫ペダル」の作者、渡辺航さんが立ち上げ、監督を務めます。若手を中心に10人ほどの選手が所属し、自転車競技のプロリーグ「ＪＰＴ」を主戦場に活動しています。同チームが自治体と連携協定を結ぶのは初めてという。
　市によると、市民向けのライドイベントや小中学生を対象とした安全運転教室に選手が参加することなどを検討。加えて、廃校になった旧市立筑波東中（同市北条）に整備する自転車拠点の運営にも加わってもらう方針です。
　同日、協定締結式が市役所で開かれ、渡辺さんと同チームゼネラルマネジャーの佐藤成彦さん、五十嵐立青市長が協定書にサインしました。
　渡辺さんは「子どもたちが自転車に楽しめるまちづくりができればいいと思う。チームとして協力をしていきたい」と意気込みを語りました。五十嵐市長は「自転車施策を盛り上げていく上でこれほど心強いパートナーはいない」と期待を込めました。