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2021/07/15
大型送風機で強風実験【いばキラニュース】R3.7.15
本格的な台風シーズンを前に、風速50㍍の「ビル風」が歩行者や自転車にどのようなダメージを与えるか知ってもらおうと、大型換気装置メーカーの流機エンジニアリング(東京都港区)は7月14日、スタントマンを用いた公開実験を、筑西市花田の同社つくばテクノセンターで開きました。スタントマンが差した傘は風速50㍍の風にあおられると、瞬く間に裏返しになり、吹き飛ばされました。
「ビル風」は大きな建物近くで吹く強風のこと。会場ではビルの代わりにコンテナを配置して、風の吹き抜ける幅約90㌢通路が作られました。実験では風速30㍍と風速50㍍の2段階の風の強さを試し、コンテナを取り除いて風速80㍍の風の噴射も行われました。
強風は、トンネル掘削現場などで使われる長さ約13㍍の筒状の同社製換気装置を使って発生させました。直径160㌢のファン2基を内部で回転させ、直径約90㌢の吹き出し口から1分当たり3千立方㍍の空気を噴射できます。
同社の同様の実験2019年に続き2回目。立ち会った西村聡社長は「(この実験が報道されることで)未然にどういう対策を取っていくか、身を守る、物を守ることにつがればいい」と話しました。