病気やけがの治癒を願う火で地蔵が包まれ、奇祭として知られる「高野ろうそく地蔵尊祭」が８月23日、古河市高野の高野地蔵尊で行われました。参拝者は新型コロナウイルスの退散や家族の健康を願い、手を合わせました。24日も行われます。
　1719（享保４）年から続く地域の伝統行事。毎年８月23、24の両日開いています。体の悪いところと同じ部位にろうそくを立て、火をともして祈ると治るとされます。ろうが熱で溶けて火が移ると、地蔵は全身が炎に包まれました。
　この日は新型コロナ感染防止のため、午後９時半までの開催時間を昨年に続き同６時までに短縮しました。訪れた地域住民たちは、熱心に地蔵を拝んでいました。