県とＪＲ東日本水戸支社が連携し、秋の行楽シーズンを迎えた本県への誘客を促す「いばらき秋季観光キャンペーン」が始まりました。食やアウトドアなど本県の強みを主なテーマに、イベントや臨時列車など県内観光の多彩な企画を提供します。キャンペーンの開幕を記念し、水戸駅南口で10月2日、式典とともに大洗など沿岸部を巡るサイクリングイベントの出発式が行われました。
　式典には大井川和彦知事や同支社の小川一路支社長らが参加しテープカットを実施。大井川知事は「新型コロナウイルス感染対策に加え、ワクチン接種を進め、日常の活動を取り戻していきたい」とあいさつしました。
　開幕イベントとして行われた「大洗・ひたち海浜シーサイドルート」を巡るツアーでは、「いばらきサイクリングナビゲーター」のＭｏｅさんら約50人が参加。水戸駅南口さくら東公園を出発し、県内の沿岸部を中心とする約60㌔のコースを楽しみました。
　キャンペーンは12月５日まで、「体験王国いばらき」をキャッチコピーに海や山、湖などの体験イベント、農水産物をＰＲします。「アウトドア」「食」「新しい旅のスタイル」をテーマに、コロナ禍でも楽しめる観光を提供していきます。
　具体的には、花やさと山（石岡市）、大洗サンビーチキャンプ場（大洗町）などキャンプ場へ直行する臨時列車を運行。自転車と乗車できるサイクルトレインなども運行し「つくば霞ケ浦りんりんロード」の利用も促します。
　県とＪＲは２０２３年秋、連携して観光誘客に取り組む「デスティネーションキャンペーン（ＤＣ）」も展開します。