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2021/10/27
一瞬の姿リアルに表現 上田薫展が開幕【いばキラニュース】R3.10.27
水戸市千波町の県近代美術館で10月26日、企画展「上田薫とリアルな絵画」が開幕しました。本県ゆかりの画家で、身近な対象の一瞬を、肉眼をしのぐよう緻密に表現する上田薫さん(1928年~)の作品を中心に、スーパーリアリズムの世界が楽しめます。
上田さんが手掛けるのは、写真を利用して対象をクローズアップで描く手法。本物と見分けがつかないようなリアルな描写が特徴。会場には、現代の作家らの作品と合わせた56点を展示しました。1985年から93年まで茨城大学教授を務めた上田さんと、本県とをつなぐ作品も含まれています。
代名詞の「玉子」シリーズは、殻から黄身と白身が落下する瞬間や、スプーンですくい取る様子が描かれ、スプーンに写り込む景色まで再現されました。食べ物以外でも、県内の川の水流を描いた「流れ」、近作の「サラダ」シリーズなど、元気をテーマにした意欲作も並びます。
このほか光に照らされた様相や人物表現、リアルと虚構など、現代の画家たちによる多様な「リアル」を紹介。同館学芸員の乾健一さんは「多様な作品を並べた珍しい機会。豊かな絵画表現を楽しんでほしい」と話しました。12月12日まで。
午前9時30分~午後5時。一般870円、満70歳以上430円、高大生610円、小中生370円。月曜休館。
上田さんが手掛けるのは、写真を利用して対象をクローズアップで描く手法。本物と見分けがつかないようなリアルな描写が特徴。会場には、現代の作家らの作品と合わせた56点を展示しました。1985年から93年まで茨城大学教授を務めた上田さんと、本県とをつなぐ作品も含まれています。
代名詞の「玉子」シリーズは、殻から黄身と白身が落下する瞬間や、スプーンですくい取る様子が描かれ、スプーンに写り込む景色まで再現されました。食べ物以外でも、県内の川の水流を描いた「流れ」、近作の「サラダ」シリーズなど、元気をテーマにした意欲作も並びます。
このほか光に照らされた様相や人物表現、リアルと虚構など、現代の画家たちによる多様な「リアル」を紹介。同館学芸員の乾健一さんは「多様な作品を並べた珍しい機会。豊かな絵画表現を楽しんでほしい」と話しました。12月12日まで。
午前9時30分~午後5時。一般870円、満70歳以上430円、高大生610円、小中生370円。月曜休館。