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2021/11/04
住井すゑ文学館が開館【いばキラニュース】R3.11.4
長編小説「橋のない川」で知られる作家、住井すゑさん(1902~1997年)の文学の軌跡について紹介する「住井すゑ文学館」(牛久市城中町)が11月3日、開館しました。
同館は市が住井さんの旧宅を改修して整備、書斎を一部再現して公開、原稿や万年筆などの貴重な資料50点を展示します。 住井さんは奈良県出身の作家で、35年に夫・犬田卯さんとともに現・同市城中町に移り住んだ。2018年に家族から同所の旧宅と敷地が市に寄贈され、市が改修と資料の整理を進めてきました。
同館は展示棟、管理棟、抱僕舎の3棟で構成。このうち展示棟は、住井さんの書斎があった建物を改装して整備しました。住井さんが執筆時に愛用した机や万年筆、辞書などを展示し、書斎を一部再現しています。窓からは牛久沼を眺めることができ、当時の住井さんの執筆風景に思いをはせることができます。また、「牛久沼のほとり」の自筆の草稿原稿や、予定や構想などを書き記した手帳などの資料や写真を展示。合わせて、旧宅に残されていた書籍約3400冊も公開し、執筆の土壌を垣間見ることができます。
同日、記念式典が同所で開かれ、住井さんの長男・犬田章さんら家族が出席。展示棟を見て当時に思いをはせた。章さんは「使っていた万年筆は摩耗してペン先が割れていた。それを糸で絡めて直して使っていた」と振り返り、「そこまで書き込むぐらい原稿を書いていた。まさに原稿の虫だなと思った」と懐かしそうに話しました。
根本洋治市長は「市の文化遺産のシンボルとして未来につなげたい」と話しました。
同館は市が住井さんの旧宅を改修して整備、書斎を一部再現して公開、原稿や万年筆などの貴重な資料50点を展示します。 住井さんは奈良県出身の作家で、35年に夫・犬田卯さんとともに現・同市城中町に移り住んだ。2018年に家族から同所の旧宅と敷地が市に寄贈され、市が改修と資料の整理を進めてきました。
同館は展示棟、管理棟、抱僕舎の3棟で構成。このうち展示棟は、住井さんの書斎があった建物を改装して整備しました。住井さんが執筆時に愛用した机や万年筆、辞書などを展示し、書斎を一部再現しています。窓からは牛久沼を眺めることができ、当時の住井さんの執筆風景に思いをはせることができます。また、「牛久沼のほとり」の自筆の草稿原稿や、予定や構想などを書き記した手帳などの資料や写真を展示。合わせて、旧宅に残されていた書籍約3400冊も公開し、執筆の土壌を垣間見ることができます。
同日、記念式典が同所で開かれ、住井さんの長男・犬田章さんら家族が出席。展示棟を見て当時に思いをはせた。章さんは「使っていた万年筆は摩耗してペン先が割れていた。それを糸で絡めて直して使っていた」と振り返り、「そこまで書き込むぐらい原稿を書いていた。まさに原稿の虫だなと思った」と懐かしそうに話しました。
根本洋治市長は「市の文化遺産のシンボルとして未来につなげたい」と話しました。