県立太田西山高校の2年生が1月12日、同市金井町の市役所内で、生け花を行い、出来上がった作品を1階ロビーなど計6カ所に飾りました。生徒たちは「コロナ禍でも来庁者が少しでも明るい気持ちになれば」との思いを込めて生けました。

　同校商業コース２年生のチャレンジプロジェクト「生け花講座」の一環で、日本の伝統文化に親しみ、地域との関わりやボランティアの心を学ぼうと実施。昨年12月に2回、校内で練習して本番に臨みました。
　テーマは「新春を飾ろう」で、26人が6グループに分かれ、外部講師の草月流、大鷹敏草さんから「ダイナミックにドラマティックに生けましょう」などとアドバイスを受け、与えられた素材をその場で工夫しながら制作しました。生徒たちは木や花の配置など意見を出し合い、自分たちの感性で仕上げていきました。
　作品は1階ロビーや2階の廊下などに1週間ほど飾られる予定です。