大成女子高（水戸市五軒町）の生徒たちが、本県のブランド梅「常陸乃梅」を使ったゼリー飲料「ＵＭＥＣＡＲＥ（ウメケア）」を考案し、
21日、同校で商品発表会を開きました。日常生活での疲れや運動後の疲労回復などを狙い、
梅のクエン酸に着目。県内事業者と協働で商品化し、「健康を考えるとともに茨城の魅力を少しでも感じてほしい」と思いを込めました。
取り組みは同校独自の授業「地域デザイン」の一環で行われ、地域の魅力を再発見し、それを伝える商品のアイデアづくりに励む。
ウメケアは商品化第６弾で、受講生15人がアイデアを出し合いました。 　ウメケアは、常陸乃梅を使った梅シロップや梅酢などが含まれている。
ゼリー状にするために寒天を用いるなど、自然由来のものにこだわり、梅の酸味と塩分のしょっぱさを出したゼリーに仕上げました。
また、パッケージデザインについて、女性でも片手で扱いやすい手軽感を出し、
全体的にピンク色を使うことでやんわりと梅をイメージさせるなど工夫を凝らしました。内容量は１５０㌘、価格は３８０円を予定。
開発・製造は梅加工を手掛ける吉田屋（大洗町）が担当しました。
商品発表会では、受講生を代表し、３年の鬼沢杏菜さん（18）、小沼美穂さん（18）、後藤舞衣子さん（18）が商品を紹介。
部活終わりといった寸劇を交え、食べる機会を提案しました 。
小沼さんは「茨城は梅も有名なんだと知ってもらうきっかけになれば」と意気込みを語りました。