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2022/03/04

生誕150年、来月から記念展【いばキラニュース】R4.3.4

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4月に筑西市で開幕する記念展「生誕150年記念 板谷波山の陶芸~麗しき作品と生涯」を前に、市は3日、
同市茂田のザ・ヒロサワ・シティで記者会見と内覧会を開きました。
同日は、陶芸家で初めて文化勲章を受章した同市出身の板谷波山(1872~1963年)の誕生日に当たります。
同展は、全国から集めた波山の傑作177点を、しもだて美術館、板谷波山記念館、廣澤美術館の市内3会場に一斉展示します。
内覧会では、波山の生涯で最大級の陶芸とされる「彩磁蕗葉文大花瓶(さいじふきはもんだいかびん)」など、廣澤美術館所蔵の3作品を公開しました。
花瓶は、波山が作家として独立間もない1911(明治44)年ごろの制作で、高さ約77・5㌢、胴径約43㌢。
19世紀末の欧州の芸術運動「アール・ヌーヴォー」の様式を導入し、ダイナミックに描かれた蕗の葉が特長です。
会見には、須藤茂市長のほか、板谷波山記念館を運営する波山先生記念会の板谷駿一理事長、
廣澤美術館を運営する広沢グループの広沢清会長、柏木登しもだて美術館長、波山研究第一人者の荒川正明学習院大教授らが出席しました。
 荒川教授は、欧州や中国の芸術様式を導入し、分業体制の伝統陶芸を1人作家の芸術にまで高めた波山の功績を強調しました。
「陶芸家の第1号が下館で生まれ本県から出たことは大事。地元筑西の人たちも、なかなかこれだけの名品に出合える機会はない」と、
展示の充実ぶりをアピールしました。
廣澤美術館は、民間の立場から全面協力します。
広沢会長は「作品を地元のために役立てたい。美術館の建築と日本庭園も合わせて来訪者に楽しんでいただきたい」と思い入れを語った。
会期は4月16日から月19日まで。問い合わせは、しもだて美術館
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