県内有数のナシ産地・下妻市で、純白のナシの花が咲き、
ナシ農家による授粉作業「花合わせ」が行われています。間もなく満開を迎えそうです。 　
ＪＡ常総ひかり・下妻梨第一共同選果場総務部長の磯山仁さんは、広さ約1万2800平方㍍の果樹園で、
「幸水」や「豊水」など5品種を栽培しています。授粉作業は11日から始め、
道具を使って、開花した豊水の花に「ぽんぽん」と優しくたたく地道な手作業を繰り返した。
品種を変え、家族らと共に18日ごろまで続ける予定です。
磯山さんは「ひと花、ひと花、丁寧に花粉を付けて祈るような気持ちでやっている」と述べ、
「高品質のナシがたくさん出荷され、相場もそこそこ付いてくれれば。おいしいナシを届けたい」と話しました。 　
同ＪＡによると出荷時期は、幸水が８月上旬から。
その後は豊水、あきづき、恵水、新高などが続くと見込まれています。