福島県いわき市の温泉施設スパリゾートハワイアンズの新人フラガール３人が4月20日、初めてのレッスンを行いました。日立市出身で、2度目の挑戦で採用された番内美咲さんも真剣な様子で臨み、「憧れのステージへの一歩をやっと踏み出せた」と話しました。
　番内さんは、中学２年生のときにショーを見てフラガールを志し、フラダンスやクラシックバレエなどを教室に通って学びました。２０２１年度の採用試験で不採用だったが、日立市内のコーヒー専門店でのアルバイトで接客を経験しながら、１年間はダンス中心の生活をしました。応援してくれた人に恩返ししたいと、夢を諦めず再挑戦し、倍率８倍の狭き門を突破しました。
　新人フラガールはこのほか、千葉市出身の金尾陽菜さんと福島県白河市出身の黒澤美弥妃さんの２人。
　この日は、フラガールの養成学校の常磐音楽舞踊学院のレッスン場（福島県いわき市）で、映画「フラガール」のモデルでもある、同学院最高顧問のカレイナニ早川さんらが講師を務めました。早川さんは「晴れの舞台で皆さんの憧れのスターとなっていただきたい」とエールを送った。３人はＴシャツとスカート姿で、基本の手足の動きや曲に合わせてのステップなど、約１時間練習に打ち込みました。 　番内さんは「まだ夢みたいな気分。コロナ禍という厳しい状況だが、ショーを見ている間だけでも元気になってもらえるよう、レッスンに励みたい」と意気込んでいます。