一般の参加者10組が高萩市で日産自動車のワゴン車「キャラバン」を使った車中泊とアウトドア体験をする実証実験の「出発式」が4月28日、同市内で開かれました。大部勝市長や同社の山本聡チーフマーケティングマネージャー、参加家族１組が出席し、実証実験の成功や体験への期待を語りました。
同市は観光誘客と経済活性化を狙いに、今回の実証実験に関する協定を先月、同社と締結しました。同社が参加者を募集したところ1800組を超える応募がありました。当選した10組は来月17日までの都合の良い日程で、車中泊とアウトドア体験を１泊２日で楽しむ。料金は大人１人６千円。 　空き家や公共施設、キャンプ場など５カ所を車中泊スポットとして設定しています。市内事業者が提供する水上アクティビティや釣り、ブッシュクラフト、乗馬など７種類のうち二つを選び体験します。
大部市長は「多くの応募があり、観光事業に対する関心が全国から寄せられている。参加者から意見をいただき、これからの事業に生かしたい」と述べました。
山本マネージャーは「日産としても車中泊をテーマにした協定は今回が初めて。車中泊仕様のキャラバンで、高萩市の雄大な自然とアクティビティを楽しんでもらえれば」と話しました。
当選者の会社員男性は妻、小学生の長女と参加し、「初めて来るところなので、ドライブとアクティビティを楽しみたい」と話しました。