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2022/05/25

県五浦美術館 花の日本画、厳選45点【いばキラニュース】R4.5.25

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県天心記念五浦美術館で、箱根・芦ノ湖 成川美術館の所蔵する4千点余りの日本画コレクションから厳選した、
花をテーマに描いた作品の展覧会が開かれています。戦後の巨匠から現在活躍する作家まで、
17人の45作品を見ることができます。  
同展では、岡倉天心の著作「茶の本」の「人間が花に寄せる思いは人間にとって根源的なもの」という趣旨の記述から、
題材として特に花を選びました。
山本丘人さんの「地上風韻」(1975年)は、冬の朝、実際にはまだ咲かない藤の花が謎めいた女性とともに描かれています。
湯口絵美子さんの「ブルボン・ローズ」(2015年)は、日本画では珍しいバラが金地に大胆に表現されています。
花の画家として人気を博した堀文子さんや、ボタンをはじめとする花々を繊細な筆遣いで描く那波多目功一さん=ひたちなか市出身、
あでやかな花と女性の表現で知られる森田りえ子さんなどの名作が並びます。
五浦美術館の井野功一首席学芸員は「美術に関する知識がなくても間口広く楽しんでいただける内容だ。
名木から名もなき野草まで、作家がどういった視点で作品を描いたかというところも見てほしい」と話しました。
会期は6月26日まで。月曜休館。6月4日に学芸員による作品解説などの関連イベントが予定されています。
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