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2022/06/16

器からオブジェ、作品一望【いばキラニュース】R4.6.16

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 笠間市の県陶芸美術館で、企画展「井上雅之 描くように造る」が開かれています。ろくろで成形した器から、板状の粘土を組み合わせた大型のオブジェまで、作品制作40年の歩みを一望できる内容で、企画展示室ほかロビーや屋外など館内各所を活用する大規模な個展となっています。会期は8月28日まで。
 日本現代陶芸の第一人者、井上雅之さん=多摩美術大教授=は兵庫県神戸市生まれ。1992年から石岡市に工房を構え、県内外で幅広く作品を発表しています。今回の企画展では82年から近作までの作品70点を出品しました。
 見どころは、井上さんのダイナミックな作風です。板状の粘土をブロックのように積み上げたり、金具を使ってパーツを組み合わせるなど、モチーフを特定せず自由な発想で仕上げています。幅16メートルを超えるものや、高さ7メートルに及ぶ筒のような作品など、質感、色合いの違いや、迫力たっぷりの形状を鑑賞できます。

 午前9時半~午後5時。一般840円、70歳以上420円、高大生630円、小中生320円。
休館は月曜(7月18日、8月15日は開館)と7月19日。
問い合わせは同館(電)0296(70)0011。
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