神栖市の日川浜海水浴場が３年ぶりに開設されるのを前に、鹿島海上保安署と神栖警察署、鹿島地方消防本部は13日、合同水難救助訓練を開きました。約30人が参加し、救助の際の情報共有について訓練を通して確認しました。開設は16日から８月21日まで。
　訓練は「海水浴客２人が離岸流で沖合に流された」という１１９番通報で開始。海保や警察の船が漂流想定海域で捜索し、遭難者を発見し救助しました。遭難者は消防の水上バイクに移し、海岸まで搬送した。３機関は、スムーズな連携に欠かせない情報共有を確かめました。
　同海保の阿部誠喜次長は「救助者を船から水上バイクに移動する際、遭難者の体力によってどう対応したらいいかなどを共有できた。水難救助は時間との勝負。連携を密にし、さらに迅速化を図っていきたい」と話しました。