水に親しみながら環境保全の意識を高めてもらう「第32回那珂川遠泳大会」が7月18日、水戸市の那珂川で行われました。県内外の児童から70代までの計57人が参加。千歳橋から水府橋までの約３・５㌔のコースで遠泳に挑戦しました。
　那珂川の遠泳は江戸時代に始まったとされます。参加者たちは「横泳ぎの部」１組と「平泳ぎの部」３組の計４組に分かれ、太鼓の音を合図に同市中河内町の川岸をスタート。顔を水上に出したまま進む遠泳の技術で、隊列を組みながら悠々と進みました。
　引き潮の時間帯だったことから下流に向かう流れが速く、例年よりも短い約１時間10分で、同市水府町のゴール地点に到着しました。
　大会は水戸黄門まつりの一環で、市スポーツ振興協会、市水泳協会、水府流水術協会が主催。スタート前には、水戸藩で発達した水府流水術の披露もあり、参加者たちが伝統泳法に親しみました。