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2022/07/25

かみね動物園新猛獣舎オープン【いばキラ】R4.7.25

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 日立市の市かみね動物園で整備が進められていた新猛獣舎が7月23日、オープンしました。獣舎の名称は「がおーこく」に決定。ライオンとトラに加え、新たにジャガーが仲間入りしました。生息地に近い環境を再現し、広さも旧舎の約5倍に拡大。来園者は、猛獣が肉を食べる様子などを間近で見て歓声を上げました。
旧猛獣舎はコンクリートで囲まれ、風通しや日当たりが悪く、観察場所も限られていました。
完成から50年以上経過して老朽化も進んでいたことから一新しました。
名称は、猛獣の鳴き声がこだまする王国をイメージして付けました。
新猛獣舎は地上1階、地下1階建てで床面積は690平方㍍。種類ごとに3区画に分かれ、放飼場も780平方㍍と広くなりました。整備費は約10億円。
サバンナや熱帯雨林を意識した造りで、多角的に観察できるようになりました。
同日は約300人の行列ができました。多くの親子連れが詰めかけ、ガラスのすぐ向こう側で牛肉を豪快にほおばるライオンや、新しい環境に緊張してお尻を向けたままのジャガーなどを観察して楽しみました。
ジャガーは一時海外からの導入も検討したが、国内の動物園に協力を依頼。繁殖に成功した静岡市と神戸市の動物園から、雌の「小麦」と、全身が黒い雄の「アステカ」を迎え入れました。これで三大陸の大型ネコ科動物を見比べることができます。
一般開放に先立ち関係者が出席して記念式典を開催。
小川春樹市長は「広く愛される動物園にするため引き続き努力する」と述べました。旧猛獣舎跡地は今後、展望広場として再整備します。
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