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2022/11/14
廣澤美術館大西勲展【いばキラニュース】R4.11.14
重要無形文化財保持者(人間国宝)の漆芸家、大西勲さん=筑西市=の作品展「美しき漆芸の世界 人間国宝 大西勲展-日本工芸展10年の歩み」が11月3日、廣澤美術館(同市大塚)で開幕しました。約10年間に制作された盛器や足付鉢などの漆器12点が制作年ごとに並べられ、大西さんの近年の制作の歩みを知ることができます。また、制作に用いる道具類27点も合わせて展示されています。2日、内覧会があり、報道陣に公開されました。会期は12月25日まで。
大西さんは1944年、福岡県生まれ。30歳から本格的に漆芸に取り組み、57歳のときに漆を塗る技術「髹漆(きゅうしつ)」の人間国宝として認定されました。
大西さんは漆の精製から木地作り、漆塗りまでの工程を分業せずに一人で担っています。檜板を薄く削ってさまざまな大きさの輪を作り、その輪を何重にも組み合わせて作る「曲輪造(まげわづくり)」の木地が、大西さんの特徴となっている。漆を塗る前段の「曲輪造」の木地は会場で公開され、鑑賞者が制作過程を理解できるように工夫されています。
展示作品の中では、大西さんが幼い頃に仰ぎ見た星空を表現したという「曲輪造盤『夜空』」(直径46.4センチ)や、展示された中で最も大きな作品「曲輪造八角足付盛器」(直径47.6センチ)などが見応えがあります。同館の美術担当者、田原一哉さんは「いかにして人間国宝になったか、制作工程を展示することにこだわった。ぜひ見に来てほしい」と呼びかけました。
大西さんは1944年、福岡県生まれ。30歳から本格的に漆芸に取り組み、57歳のときに漆を塗る技術「髹漆(きゅうしつ)」の人間国宝として認定されました。
大西さんは漆の精製から木地作り、漆塗りまでの工程を分業せずに一人で担っています。檜板を薄く削ってさまざまな大きさの輪を作り、その輪を何重にも組み合わせて作る「曲輪造(まげわづくり)」の木地が、大西さんの特徴となっている。漆を塗る前段の「曲輪造」の木地は会場で公開され、鑑賞者が制作過程を理解できるように工夫されています。
展示作品の中では、大西さんが幼い頃に仰ぎ見た星空を表現したという「曲輪造盤『夜空』」(直径46.4センチ)や、展示された中で最も大きな作品「曲輪造八角足付盛器」(直径47.6センチ)などが見応えがあります。同館の美術担当者、田原一哉さんは「いかにして人間国宝になったか、制作工程を展示することにこだわった。ぜひ見に来てほしい」と呼びかけました。