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2023/06/26

日本画の最高峰集結 4年ぶり院展茨城五浦展【いばキラニュース】R5.6.26

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 日本美術院の「再興第107回院展茨城五浦展」が6月23日、北茨城市の天心記念五浦美術館で開幕しました。日本画の最高峰ともいえる「院展」の巡回展として隔年での開催でしたが、館内の改修などを経て4年ぶりに開かれました。第107回院展の出品作から、同人や受賞作家、本県ゆかりの作家を含む65点が紹介されています。
 日本美術院は1898年、岡倉天心らを中心として創立。1906年に研究所が東京谷中から五浦に移されました。天心没後、横山大観らにより再興され、日本画壇の一翼を担ってきました。
 今回は、代表理事の那波多目功一さんがワシの荘厳な羽ばたきを描いた「雄姿」を筆頭に、同人の倉島重友さんの「白い街」といった重厚な作品が並べられています。第28回天心記念茨城賞に輝いた仲裕行さんの「日出ずる国へ」や、日本美術院賞を受けた守みどりさんの「玄鳥(つばめ)至(きたる)」など、存在感を増す若手の作品も紹介されています。
 開幕前日の6月22日、関係者約60人が出席してセレモニーが行われました。那波多目さんは「院展の作家は、花の香りや美しい音色など、目に見えないが、確実にそこに存在するものを描こうと全力を注いでいる。展示作品に込められた夢や希望、命の輝きなどを感じていただければ」と話し、来場を呼びかけました。
 会期は7月17日までです。
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