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2023/07/07
メノツケドコロ 視点いろいろ 考えて楽しむ【いばキラニュース】R5.7.7
題材や伝来、目的など、さまざまな視点から史料を分析する企画展「メノツケドコロⅡ-収蔵品の謎を解明せよ-」が、水戸市の県立歴史館で開催されています。同館の収蔵品を中心とした展示品55点を、添えられたヒントを元に来場者自身で読み解いていくことがテーマになっています。
展示は考古、歴史、美術・工芸、民俗の4章で構成されており、解説がQ&A形式になっているのが特徴です。来館者は問いを元に展示品について考え、見ただけでは分からない真実を読み解きます。
7月1日は、4人の学芸員らによる展示解説が行われました。歴史の章では「徳」と書かれた徳川斉昭筆の書を考察。漢字1文字の同書からは、人徳、悪徳、徳川とさまざまな意味が連想できることを挙げました。この書が那珂湊の豪商・木内家に伝わるもので、木内家は水戸藩への資金援助に際し代償を全く求めなかったという背景があり、同書は木内家の姿勢に対する「徳」と読み解ける、と説明しました。
参加者は学芸員の解説に深くうなずき、さらに落款の文字に着目した質問するなど、展示品への理解を深めました。参加した大洗町の男性(59)は「説明を受けてより興味が湧いた。知った地名が出てきて面白かった」と話しました。
同館学芸課長の由波俊幸さんは「学芸員が普段どういった切り口で史料を見ているか感じてほしい。学芸員になったつもりで考えてみて」と話しました。
会期は7月30日まで。展示解説は7月16日午前11時にも行われます。
展示は考古、歴史、美術・工芸、民俗の4章で構成されており、解説がQ&A形式になっているのが特徴です。来館者は問いを元に展示品について考え、見ただけでは分からない真実を読み解きます。
7月1日は、4人の学芸員らによる展示解説が行われました。歴史の章では「徳」と書かれた徳川斉昭筆の書を考察。漢字1文字の同書からは、人徳、悪徳、徳川とさまざまな意味が連想できることを挙げました。この書が那珂湊の豪商・木内家に伝わるもので、木内家は水戸藩への資金援助に際し代償を全く求めなかったという背景があり、同書は木内家の姿勢に対する「徳」と読み解ける、と説明しました。
参加者は学芸員の解説に深くうなずき、さらに落款の文字に着目した質問するなど、展示品への理解を深めました。参加した大洗町の男性(59)は「説明を受けてより興味が湧いた。知った地名が出てきて面白かった」と話しました。
同館学芸課長の由波俊幸さんは「学芸員が普段どういった切り口で史料を見ているか感じてほしい。学芸員になったつもりで考えてみて」と話しました。
会期は7月30日まで。展示解説は7月16日午前11時にも行われます。