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2023/07/18

渡辺おさむお菓子の美術館【いばキラニュース】R5.7.18

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樹脂を材料に、本物のお菓子のようなデコレーションを施す「スイーツデコ」の第一人者、渡辺おさむさんの作品展「お菓子の美術館」が15日から、笠間市の日動美術館で始まりました。動物や建物、名画を題材にした個性豊かなスイーツデコアートが並びます。
同展は「お菓子にまつわる思い出」をテーマに、10ブースで構成。会場に入ると、世界の町並みを繊細なスイーツで飾り付けたお菓子の町が広がります。
近づいて見ると、パステルカラーの生クリームの上に、色とりどりのマカロンやゼリー、みずみずしいイチゴやメロンなど、おいしそうなモチーフがぎっしりあります。渡辺さんは「誰もが見たことがあるものをお菓子で作ることで、また別な世界観を表現したい」と話しました。  
「お菓子の美術館」ブースには、ゴッホやフェルメールなど、誰もが知る名画をお菓子で再構築した30点を展示。
尾形光琳「紅白梅図屏風」を題材にした作品では、川をチョコレート、梅の花をポップコーンで表現しました。
ゴッホの「糸杉のある麦畑」では、独特の筆遣いを生クリームの塗り重ねで再現。フランス館に展示されたゴッホの名画と合わせ、色使いなどを比べて楽しめます。
渡辺さんは「お菓子について思い返したり、写真に撮って誰かと共有したり、皆さんの幸せの一ページになれば」と来場を呼びかけました。
会期は9月24日まで。午前9時半から午後5時。月曜休館。8月13日には、笠間栗のモンブランをスイーツデコで製作するワークショップを行います。
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