県は9月22日、本県の魅力を広く発信する「いばらき大使」に、ワイン大手「メルシャン」のエグゼクティブ・ワインメーカー、安蔵光弘さん（55）、ヨルダン駐日大使のリーナ・アンナーブさん（56）、お笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこさん（44）の3人を任命しました。大井川和彦知事が同日、都内で安蔵さんとアンナーブさんに、それぞれ委嘱状を手渡しました。
　安蔵さんは同社でワイン造りを統括する立場にあります。自身が主人公のモデルとなった映画は「ニース国際映画祭2022」で最優秀作品賞を受賞しました。安蔵さんは「茨城のワインをアピールしたい。茨城のワイナリー数は日本で5番目。世界に誇る牛久シャトーもあります。茨城らしさが全面に出たワインがあればもっと注目が集まるはず。茨城のワイン産業のお助けをしたい」と意気込みを見せました。
　アンナーブさんは2019年から現職。ヨルダン観光・考古大臣を2年間務め、世界中で人気の「ヨルダントレイル」を発信しました。今年5月には本県の「県北ロングトレイルＰＲイベント」に参加し、アドバイスしました。ヨルダントレイルのパスポートを大井川知事に贈ったアンナーブさんは「大変に光栄。大井川知事のリーダーシップで茨城は大好きになり、ファミリーのようだ」と喜びました。
　欠席した黒沢さんは「茨城の魅力を多くの人にＰＲしたい」とメッセージを寄せました。