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2023/10/25
令和の大改修 幣殿拝殿檜皮ふき替え【いばキラニュース】R5.10.25
茨城県鹿嶋市の鹿島神宮(鹿島則良宮司)で、国指定重要文化財「幣殿・拝殿」の修繕工事完了に先立ち、10月23日に報道関係者向けの内覧会が開かれました。工事は2026年まで行われる「令和の大改修」の一環。屋根は「檜皮(ひわだ)ぶき」。ふき替えのために檜皮約17万枚が使われた。12月には参拝客がふき替えの終わった美しい屋根を見ることができます。
幣殿・拝殿は、1619年に徳川秀忠が本殿などとともに造営寄進したもの。江戸期権現造りの先駆的な形式として高く評価されている。1994年の修繕から30年近く経過し、檜皮の劣化が進んでいました。修繕工事は22年5月に着手しました。
檜皮ぶきは奈良時代から伝わる伝統技法で、材料の樹皮は関西地方で採取されたという。短冊状に切り落とされた樹皮を4枚つなぎ合わせ1枚(長さ75㌢、幅15㌢、厚さ1・5㌢)に切りそろえます。それを約1㌢ずつずらして重ね、竹くぎを打って固定します。屋根の面積は308平方㍍。使われた檜皮約17万枚の重さは約10・5㌧にもなります。
施工を担う谷上社寺工業(和歌山県)の川田徳宏社長は「たくさんの方の努力によって今の姿が保たれている。少しでも創建時の姿に戻し、次の世代にもつなげていきたい」と語りました。修繕では屋根ふき替えのほか、耐震補強工事などを実施しました。
大改修は、2026年に予定される12年に一度の大祭「鹿島神宮式年大祭 御船祭」に先立つ記念事業として進められています。
幣殿・拝殿は、1619年に徳川秀忠が本殿などとともに造営寄進したもの。江戸期権現造りの先駆的な形式として高く評価されている。1994年の修繕から30年近く経過し、檜皮の劣化が進んでいました。修繕工事は22年5月に着手しました。
檜皮ぶきは奈良時代から伝わる伝統技法で、材料の樹皮は関西地方で採取されたという。短冊状に切り落とされた樹皮を4枚つなぎ合わせ1枚(長さ75㌢、幅15㌢、厚さ1・5㌢)に切りそろえます。それを約1㌢ずつずらして重ね、竹くぎを打って固定します。屋根の面積は308平方㍍。使われた檜皮約17万枚の重さは約10・5㌧にもなります。
施工を担う谷上社寺工業(和歌山県)の川田徳宏社長は「たくさんの方の努力によって今の姿が保たれている。少しでも創建時の姿に戻し、次の世代にもつなげていきたい」と語りました。修繕では屋根ふき替えのほか、耐震補強工事などを実施しました。
大改修は、2026年に予定される12年に一度の大祭「鹿島神宮式年大祭 御船祭」に先立つ記念事業として進められています。