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2024/01/17

コウゾの皮むき作業を体験【いばキラニュース】R6.1.17

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常陸大宮市の市立山方小の児童が16日、地元の伝統和紙「西の内紙」の生産過程を学ぶ特別授業で、和紙の原料となる植物「コウゾ」の木の皮むきや繊維を取り出す作業などを体験しました。同校は本年度から校庭でコウゾを栽培しています。児童は和紙ができる一連の過程を学んでいます。
昨年5月に苗を植え、地元の「本西の内紙保存会」の菊池三千春会長の指導を受けながら、良質の木の生育を促す「芽かき」も行いました。
この日は、4~6年生49人が授業に参加。代表児童が大きなはさみやのこぎりを使ってコウゾを伐採し、全員で皮むきを行いました。さらに菊地会長は、収穫したコウゾを釜で約2時間蒸して柔らかくしました。児童は釜から取り出されたコウゾの皮をむき、さらに専用の刃物を使って繊維を取り出す作業に取り組みました。
作業には保存会のほか、和紙づくりの特別授業を企画したNPO法人「トモニトウ」のメンバーが協力しました。 4年生の中島靖智君は「皮がきれいにむけた。どうやって紙になるのか知りたかったので、体験できて良く分かった」と喜びました。
6年生の菊池美結さんは「貴重な体験ができて楽しかった。固い木から紙になるまでの過程に驚いた」と目を見張っていました。西の内紙の歴史について教えた菊池会長は「昔はどこの農家でも作っていた伝統文化を知ってほしかった」と目を細めました。
児童は19日に紙すき体験を行い、和紙を作る最終工程に入ります。
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