パリ五輪のスケートボード女子パーク日本代表に選ばれた、土浦日大高通信制課程１年の草木ひなの選手（16）が7月12日、県庁の大井川和彦知事と柳橋常喜県教育長をそれぞれ表敬訪問し、「パリ五輪では悔いの残らないよう自分の技を出し切りたい」と意気込みを語った。
　草木選手は、同競技を楽しむ母親の姿を見たことをきっかけに小学２年で競技を始めた。得意技はジャンプしながら１回転半する「５４０（ファイブフォーティー）」。難易度が高く、習得するまでに手首や足などのけがも多かったが、恐怖心よりも「技を決めたい」という思いの方が強かったという。練習を続けた結果、今では得意技の一つに なった。各大会では、好物のおにぎりや干し芋を食べて栄養補給している。
　大井川知事と面会した草木選手は「表彰台に立てるように頑張ろうと思います」と抱負を述べた。大井川知事は「県民も楽しみにしている。楽しんで頑張ってください」とエールを送った。また、柳橋県教育長は「リラックスして楽しんで試合に臨んでください。応援しています」と背中を押した。
　同日、草木選手は、母校のある土浦市の安藤真理子市長も表敬訪問した。