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2024/11/15
A I で火災検知 全国初の導入【いばキラニュース】R6.11.15
大洗町は、地上17㍍の高所に設置したカメラの映像を人工知能(AI)が分析し、火災を自動で検知するシステムを導入した。発見が遅れがちな空き家や夜間の火災を素早く把握し、迅速な消火活動に役立てる狙いがある。システムを手がけるアースアイズによると、消防本部でのAIを導入した同様のシステム運用は全国で初めて。11月14日、町内でシステムの運用開始記念式典を開いた。
「火の見櫓(やぐら)AI」と名付けられたカメラは、町消防本部(同町磯浜町)の訓練棟最上部に設置。半径800㍍を360度見渡し、市街地を24時間体制で撮影する。AIが火災の煙を検知すると、同本部の通信司令室にあるモニターに火元の映像が表示され、消防職員に異常を知らせる。
同システムは、すでに商業施設などで防犯といった広い目的で活用されている。同町では1月の本格運用に向け、AIに炎や煙の画像を学ばせて火災検知の精度をさらに高める。システムは1500万円で導入し、半額を国の交付金で賄う。運用費は年間約120万円。
この日、AIが火災を認知する様子が式典出席者らに披露された。本部の敷地内で人工的に起こされた煙を、それまで市街地を広く見渡していた自動のカメラがキャッチ。本部通信司令室のモニターには煙の映像がズームアップされ、アラートが表示された。消防署員が映像から発生場所を確認。訓練として、いばらき消防指令センターに「火災発生」を知らせ、一連の流れを確かめた。
「火の見櫓(やぐら)AI」と名付けられたカメラは、町消防本部(同町磯浜町)の訓練棟最上部に設置。半径800㍍を360度見渡し、市街地を24時間体制で撮影する。AIが火災の煙を検知すると、同本部の通信司令室にあるモニターに火元の映像が表示され、消防職員に異常を知らせる。
同システムは、すでに商業施設などで防犯といった広い目的で活用されている。同町では1月の本格運用に向け、AIに炎や煙の画像を学ばせて火災検知の精度をさらに高める。システムは1500万円で導入し、半額を国の交付金で賄う。運用費は年間約120万円。
この日、AIが火災を認知する様子が式典出席者らに披露された。本部の敷地内で人工的に起こされた煙を、それまで市街地を広く見渡していた自動のカメラがキャッチ。本部通信司令室のモニターには煙の映像がズームアップされ、アラートが表示された。消防署員が映像から発生場所を確認。訓練として、いばらき消防指令センターに「火災発生」を知らせ、一連の流れを確かめた。