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2015/05/14
茨城県議会農林水産委員会県内調査(平成27年5月14日)
調査日:平成27年5月14日(木)
調査先:加藤牧場, 宮の郷工業団地内の木質バイオマス発電施設, ベルグアース茨城農場
平成27年5月14日に,茨城県議会農林水産委員会(西野一委員長)の県内調査が行われました。
農林水産委員会は,農業・林業・畜産業・水産業の生産性の向上と生産物の流通対策,土地改良事業の推進,農業用水の整備など,農林水産業振興のためのことがらについて調査・審査を行っています。
今年は,各常任委員会共通の「茨城の潜在力を生かした活力と潤いある地域づくり」を重点テーマとして審査に取り組むこととされており,農林水産委員会では,本県の豊富な農林水産物の潜在力を十分に発揮できるよう,産地が主体となった農林水産物のブランド化に向け,人材育成・生産基盤づくり,商品づくり,販売戦略などを重点的に検討しております。
今回の県内調査では,自給飼料による良質な肉牛を生産する日立市の加藤牧場,県内木材関連施設の集積が進む常陸太田市 宮の郷工業団地の木質バイオマス発電施設,高品質な野菜苗の生産に取り組むベルグアース茨城農場の調査を実施しました。
加藤牧場は,年間約650頭の黒毛和牛を出荷する県内でも有数の牧場で,自給飼料による良質な肉牛を生産しています。また,糞尿を堆肥化する施設をいち早く導入するなど,クリーンな畜産経営の実現にも取り組んでいます。肉牛の生産現場のほか,堆肥の処理施設についても調査を行いました。
宮の郷工業団地内の木質バイオマス発電施設は,日立造船株式会社による木質バイオマス発電所と宮の郷バイオマス有限責任事業組合による木質チップ製造工場からなる発電施設です。同施設は,年間約6万トンの未利用材を燃料とし,発電規模5,750kw,一般家庭約12,000世帯分の発電量をもち,平成27年11月から稼動する予定です。発電施設の概要について説明を受けるとともに,施設の調査を行いました。
ベルグアース茨城農場は,最先端の育苗技術を取り入れ,高品質な野菜苗の生産に取り組んでおります。同社が生産する約4,000万本の苗のうち,約500万本を当農場で生産しています。日本一の生産量を誇る接ぎ木苗の生産体制等について説明を受けた後,育苗施設の調査を行いました。